シングルスーツとダブルの違い
シングルボタン・ダブルボタンという言葉を耳にしますが、浅い打合をシン
グル、深い打合をダブルという言い方をします。
シングル２つボタン１掛
ビジネススーツの定番の形です。文字通り、シングルの打ち合いのスーツにボタンが２個ついていてその２個のうちの１個のボタンを留めて着用するスーツのことです。
一般的にこの２つボタンのジャケットは、上のボタンだけ留めるのが普通で、ここを無理に２個留めようとしちゃいますと、”ダサイ”ということになりますのでご注意ください。
シングル３つボタン１掛
３つボタンスーツのまさしく定番。少し前までは、ビジネスシーンや式典などでは、敬遠されがちだった３つボタン２掛ですが、今ではすっかり市民権を得たスタイルです。
ボタンの掛け数は上の２個で、３個目は掛けないのがお洒落の基本。
シングル４つボタン３掛
フロントにボタンが４個もつくとやはり第一釦の位置はかなり上まできますから、胸の見える部分(Ｖゾーン)からは、シャツの衿とネクタイの結び目だけが見える感じです。
型的には若者の向けで、体型的には細身な方にお似合いです。ビジネス用なら色は、濃紺かグレーで控えめが◎
ダブル４つボタン１掛
この形はバブル時代に一世を風靡したソフトスーツによくあった形で、当時はオーバーサイズのものが好まれましたが、現在は全体的にナロー（狭い）タイプが主流となっています。
ダブル６つボタン１掛
ダブル６つボタンは３種類ありますが、ボタン・ワン・ダブルの名前どおり、下ひとつ掛けの形なので、Ｖゾーンが一番広くルーズな形になります。
前から見たときのボタン位置は左右に三個ずつ逆梯形型になっているので視覚効果で胸が広くウエストが締まって見えます。
ダブル６つボタン２掛
ダブル６つボタンの主流がこの下のボタン２個留めです。ダブルの中でも、一番ドレスアップ度が高く、風格・格調・大人のイメージに満ち満ちたフロントデザインなのです。
ただ、せっかくのダブルスーツも前ボタンをはずして、ダラダラ着るのは、それは着こなしとは言えませんので、注意しましょう。
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