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エンジンオイル編
エンジンを長く快適に保つ最も簡単な方法の一つは 良いオイルを
定期的に交換することです。

オイルの5つの作用
      

1.金属摩擦を減らし、エンジンをスムーズに動かします。
  (潤滑作用)

2.シリンダー内のピストンとピストンリングの隙間を密封して
  ガスの吹き抜けを防ぎ、パワーを維持します。
  (密封作用)

3.エンジンの熱を奪って冷却し、オーバーヒートを防ぎます。
  (冷却作用)

4.シリンダー内のススや堆積物(デポジット)を洗い落し、エ
  ンジンをキレイに保ちます。
  (清浄分散作用)

5.エンジン内で発生する水分や酸から金属の錆や腐蝕を防
  ぎます。
  (防錆、防蝕作用)
 


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オイルがないとどうなるのか?

1.油膜が無いので金属接触で大きな抵抗が発生し、一時的に動いても摩擦熱で焼き付きが起こりエンジンが
  損傷します。

2.また、冷却がないので燃料が燃える時の多量の熱で金属材料の強度の低下や、膨張変形し動かなくなり
  ます。


オイルの選び方

ブランドで選ぶのも一つの方法ですが、品質、粘度、ベースオイルなども、オイル選びの ポイント、次の記号や
マークを手がかりに選びます。


☆☆☆ 品質 ☆☆☆

API(エー・ピー・アイ)サービス分類


APIはAmerican Petroleum Institute(アメリカ石油協会) の
略称でエンジンオイルの色々なエンジンを使った試験成績で
規定し分類しています。
API分類はアメリカ、日本、ヨーロッパ等で広く世界中で使用
されています。自動車メーカーは推奨するオイルの品質をAPI
分類でAPI SMのように示しています。

ガソリンエンジンオイルのAPI分類

SFからSMまでのサービス分類があります。SMが最も高性能の オイルです。なお、現在APIが認証している
グレードはSMしかありません。



ディーゼルエンジンオイルのAPI分類
CAからCH-4までの分類があります。
なお、現在APIでは CE以下のグレード認証はしていません。

※2サイクルエンジン用
※※アメリカ製大型ディーゼルエンジンを対象にしたオイルで日本のディーゼルエンジンに適合しないので日本
では市販されていません 。又日本製大型ディーゼルエンジン用として「JASODH−1」規格オイルがあります。
  
  ILSAC(イルザック)

  ILSACはInternational Lubricant Standardization and
  ApprovalCommittee(国際潤滑油標準化認証委員会)の略称で、
  日米の自動車工業会で組織されており、エンジンオイル規格を
  設定しています。
  取得には初期性能や耐久性能等が要求され、性能にあわせて
  GF-1〜4の規格が与えられます。現在はGF-4が最高基準となり、
  高い省燃費性能が求められます。

ACEA(アセア)
ACEAはAssociation des Constructeurs Europeens d"Automobiles (欧州自動車工業会)の略称でヨーロッパ
のエンジン油規格。ACEA A3およびACEA B3はそれぞれエンジン油規格およびデーゼル油規格のうち最高
グレードです。ACEA規格はAPI規格と比べて、オイル蒸発性およびオイルシール適合性においてより厳しい
規定が設けられている他、最新の欧州製エンジンでの試験が取り入れられています。
 
☆☆☆ 粘度 ☆☆☆

自動車に適したオイルの粘度は車種、気温、使用条件
(走り方)などによって変わります。車メーカーは取扱説
明書に外気温による使用粘度を表示していますから参
考にするのも一つの方法です。
日本車で一番多いのが10W-30および5W-30、米国車
は日本と同じですがヨーロッパ車は10W-40、15W-40が
多く支持されています。低粘度(5W、10Wなど)ほど始動
性が良く、高粘度(30、40、50など)なほど高速性能に
すぐれています。最近では、トヨタ自動車が5W-20オイ
ルを工場出荷時に使用する車もあり特にトヨタ車ではそ
の比率が増えています。

オイルの粘度表

色々な粘度のオイルがありますが、どのように使い分けたらよいのか?
オイルの粘度はエンジン性能に強い影響力があり、一般には下の図のようになります。
※10W-30は低温では10Wの性能、高温では30の性能を持ちます。

    低粘度(5W、10Wなど)
   

●始動性、ウォームアップが早い
●燃費がよい
●ファミリードライブ
●寒冷地向け

※0Wグレードのオイルは使用しない方が
よいエンジンがあるので注意して下さい。


<===>
     
     高粘度(30、40、50など)

●高速性能がよい
●耐摩耗性がよい
●モータースポーツに適する
●酷暑向け

※SAE 60のような、あまり高粘度オイル
はエンジン始動性や燃費が悪くなるので
注意して下さい。(特殊なエンジンまたは
条件に限って使用して下さい。)



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